インターネット広告を活用して寄付を集めたいと相談されたら最初に伝える話

「インターネット広告を活用して寄付を集めたい」


私は非営利領域でWEBマーケティング(主にインターネット広告による集客)のコンサルティングや、サポートをしております。


◼️WEBプロモーション運用代行&コンサルティング

・契約団体数は約470団体
・毎月1万USDが無償で使えるGoogle Ad Grantsに特化
・費用は請け負う業務内容によって設定、最低費用は無料から
・ナレッジ共有のために、WEBメディア「NPO Maketing Labo」運営
・ニーズに合わせて、サイト制作や動画コンテンツによるサポート実施


非営利団体が寄付を集めたい理由は?

「インターネット広告を活用して寄付を集めたい」という方は、


・発起人などからの会費が主な収益源となっており、団体を継続的に運営できる状態にしたい
・行政からの助成金が主体、使用用途の幅が限られており、活動の幅を広げたい
・事業収益が主体であるが、対価としての金銭を支払えない人たちにもサービスを広げて行きたい
・明確に費用が必要なプロジェクトがあって、実現させたい


団体さんのフェーズや状態によって様々な背景がありますが、目的を簡潔にいうならば、団体のミッションやビジョンを達成する(誰かを救う)ための、原資が必要だということです。


「インターネット広告を活用して寄付を集めたい」

と言われたら、「すっごい大変ですよ・・・!」とお伝えしてから、下記の図を出すことが多いです。



この図は、施策のアプローチ主体が手前にいるイメージです。
X軸を寄付に対して積極的か?消極的か?
Y軸をアナタの活動や団体に対して距離が近いか?遠いか?
を表しています。



アナタの団体は今上記の4象限だとどこに注力していますか?
またこれから増やしていくにあたって、どの順番で注力すべきだと考えますか?


① A(寄付積極的×距離が遠い)に注力
② B(寄付積極的×距離が近い)⇒A(寄付積極的×距離が遠い)
③ B(寄付積極的×距離が近い)⇒C(寄付消極的×距離が近い)
④ B(寄付積極的×距離が近い)⇒D(寄付消極的×距離が遠い)


アナタの考えと近いものはありましたか?
もう少し情報足していくと…


A:寄付に積極的だが、個別支援する課題や団体を決めていない。(寄付関心層)
B:アナタの団体を認知し、寄付やその他方法で積極的に関わっている。(団体認知層)
C:アナタの団体を認知しているが、積極的に関わっていない。(課題・課題関心層)
D:寄付や支援に関心がなく、個別課題や団体と関わりがない。(無関心層)


となるわけです。
4つの象限を事例を元に俯瞰して分析していくと。


A(寄付関心層)
こちらはレッドオーシャンになりやすいです。
グローバルで活動している大手NPOやNGOが、主なプレイヤーとなります。国内では認知活動と資金調達が主たる役割となっており、専門チームや、グローバルな知見、プロモーション予算を持ちます。
寄付関心層=「寄付」と検索するユーザーとすると、月間○名となります。何(課題)を支援したいというこだわり(目的)がない人であれば、ここを主戦場にするであれば、「選ばれる理由」が必要です。選ばれて、仲間になりましょう。

B(団体認知層)
アナタの団体、活動を認知していて、イベントに参加やボランティアなど、積極的にサポートしてくれている人であります。アナタの団体が存在できている理由でもあるので、ないがしろにせず、より関わりが深くなれるように、何度でも感謝を伝えましょう。WEBサイトのリピーター、FacebookのlikeやTwitterのfollow、メルマガ登録者などが該当します。知り合いから友達へ、そして仲間になりましょう。

C(課題・活動関心層)
社会課題そのものに関心がある人です。設定している社会課題の検索ボリュームなんかを調べてみると、人数感がわかります。課題に関心があるので、そこで活動しているアナタの存在を知っていますが、どう関わっていくべきかは決めかねています。課題意識は近いので、熱量を持って話をしましょう。社会課題に関わるニュースやWebメディアを読んでいたり、実際にイベントに参加している人たちです。目的に共に歩む、仲間になりましょう。

D(無関心層)
まだ寄付やボランティアなどの支援や社会課題そのものに関心が高まっていない人です。ど直球にプレゼンテーションすれば…と思うかもしれませんが、その席に座るのは、C(課題・活動関心層)の方々です。関係性をつくるには、新しい切り口や企画力が必要となります。関心を持ってもらえるように、自由な発想で、新しい文脈をつくり、仲間になりましょう。


さてここまで
寄付に対して積極的か?消極的か?
アナタの活動や団体に対して距離が近いか?遠いか?

のマトリクスで話しを進めてきましたが。



何が良くて、何が悪いのか。
何が正しくて、何が間違えているのか。
ではなく、アナタがどう社会と向き合うのか。
という話だと思っています。



団体のミッションや設立背景、リソースやマイルストーンなど様々な観点から議論し、在るべき姿を見い出していきましょう。


あと最後に付け加えるのであれば、
インターネットの世界だけでどうにかなることは、絶対にあり得ないです。

「(身近な)誰かを救っている」を「(誰かが)見ていてくれていて」がひっそりと積み上がって、フッと形になったアクションが「寄付」や「ボランティア」なだけであって。
どこからともなく湧き出ることはありません。


願わくは、全ての社会課題に取り組む方々が、自らの在りたいように在れますように。


できることは限られていますが、在るべき姿を実現するためのサポートさせて頂きます。

 

追記)マトリクスを現実に近づけると…




A:どのプレイヤーから見てもターゲットになりうるので、ギューギュー。
B:身近すぎて見えてないんじゃないかな、大切にできてますか?
C:もっと関われるキッカケや窓口って準備している?
D:どのプレイヤーにとっても、視野の外。だからこそやってみる?!



“社会課題を定義し、価値を創造し、解決する仕組みをつくること。”
NPO Marketing Labo : http://npo-marketing-labo.com/


“社会貢献を身近にするWEBメディア”
きふる : http://kifuru.org/


“飲めば飲むだけ寄付になるスタンディングバー”
KIFU BAR : https://www.facebook.com/KIFUBAR/



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