インタビュー

ファシリティードッグで病気の子どもを笑顔に【シャイン・オン!キッズ】

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病気で苦しむ子どもたちに寄り添うファシリティードッグの写真の数々。
「ファシリティードッグ」という言葉をこれまで聞いたことのなかった私ですが、
ファシリティドッグ写真展2018に伺って、
「ファシリティドッグとは?」から「今後の展開」までお話を聞いてきました。

 

シャイン・オン!キッズとは

シャイン・オン!キッズは、重い病気を患っている子どもたちとそのご家族の生活が楽になるための活動をしている特定非営利活動法人です。

日本の医療レベルは世界で最も進んだものといえますが、患者や家族のサポート面ではまだ立ち遅れています
シャイン・オン!キッズは長くつらい入院治療中でも、子ども達が笑顔を忘れずにいられるように、独自のプログラムを展開しています。

 

今回はファシリティドッグの活動について、写真展にお邪魔して詳しくお伺いしました。
お答えいただいたのは広報の橋爪さんです

 

ファシリティードッグとは

ファシリティドッグは、病気と闘う人やストレスを抱えた人々に寄り添い、愛情と安らぎを与えるよう専門的なトレーニングをつんだ犬です。
自分の体を触ってもらい、それを楽しんでもらうことが仕事です。

ファシリティドッグの大きな特徴は、特定の施設に常勤していることと、ハンドラー(犬のハンドリングを行う人)が医療従事者であるということ。
今回初めてファシリティドッグという言葉を聞いた私ですが、常勤で月曜~金曜病院に勤務しているという点に驚きと親近感を抱きました!
休憩時間もしっかりあり、「1時間勤務したら1時間休む」というかたちでお仕事をしています。

土日は散歩したり海にいったり目一杯休暇を楽しむのだそうです。
ただ、ファシリティドッグはお仕事が大好きとのことで、月曜の朝はいつも生き生きしているとのこと。素晴らしいですね!!

また、もう1点の特徴、ハンドラーが医療従事者である点も重要です。
看護士として4年以上経験のある方がハンドラーを勤めるそうで、院内のカンファレンスでファシリティドッグを、どの子どもにいつ付けるか、を話し合うのだそうです。
治療計画の中にも入っていくとのことです。

また、病室での動き方についても医療現場に慣れていることを求められるため、医療現場での経験は必須となります。

会場では子どもたちの本当に安心している笑顔を見てが熱くなりました。退院後もファシリティドッグに会いたいと話す子どもたちがたくさんいるそうです。
橋爪さんご自身も、自分の子どもに何かあったとき、ファシリティドッグがいてくれたらいいな、と思ったことが活動を続ける動機の1つとお話されていました。

ファシリティドッグは病気の子ども本人だけでなく、子どもとの別れ、という辛い経験をする家族とも寄り添い心の傷を癒してくれる存在なのです。

現状の課題

シャイン・オン!キッズでは日本中のどの病院に入院してもファシリティドッグがいる状況を目指しており、現状、1番の課題は受け入れ先が少ないこととのことです。
衛生面、安全面での理解がなかなか得られず、ファシリティドッグを院内に迎え入れることを躊躇する病院も多いようです。

海外では「犬はパートナー」「大事なパートナーに病気になったら会えないというのはおかしい!」という感覚が一般的な国もあるようなのですが
日本ではまだまだ「犬は外で飼育するもの」という感覚が残っているようで、病院の理解を得ることが難しい場合もあるようです。

また、ファシリティドッグを病院で勤務させるための資金を集めることも必要です。

シャイン・オン!キッズの活動は寄付や助成金で成り立っているため、たくさんの支援者が必要です。
ファシリティドッグが病院で勤務するためには、初年度1200万、次年度以降900万の費用がかかります。

そのためにファシリティドッグをたくさんの方に知ってもらい、理解してもらうための活動を広げていくとのことでした。

個人的には、ショップで販売していた写真集に収録されていた、子どもたちが撮影したファシリティドッグの写真がすごく親しみがこもっていて心に残りました。
病と闘う子どもたちに寄り添うファシリティドッグのパワーを感じました。
温かいパワーを与えてくれるファシリティドッグ、これからも子どもたちに安心と笑顔を届けて欲しいですね

橋爪さん、貴重なお時間ありがとうございました!

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